デイトレ用のPCは自作パソコンと専門店PC購入のどちらが良い?

 

デイトレードを行う場合に、専用のパソコンの購入を考えたり、予算的に安くしたいと自作PCを組もうと考える方もいるでしょう。今回は、デイトレ用のPCは自作パソコンと専門店PC購入のどちらが良い?についてご紹介します。

 

デイトレ用のパソコンの価格やスペックについて

 

デイトレ用のパソコンを選ぶ際は、価格だけでなく「安定性」「処理速度」「拡張性」に注目する必要があります。価格帯としては、おおよそ25万~40万円程度が一般的な目安です。エントリーモデルであれば15万円前後でもスタート可能ですが、複数モニターを使いたい、より快適に取引したいという方は最低でも20万円以上のモデルが安心です。

 

スペック面では、CPUIntel Core i5以上またはRyzen 5以上を推奨します。メモリは最低でも16GB、可能なら32GBあるとより快適です。SSDは起動・読み込みが速いため、512GB以上のSSD搭載モデルが理想です。デイトレでは多くのウィンドウを同時に開くため、グラフィックボード(GPU)も搭載しておくとマルチモニター環境の構築がスムーズになり、表示遅延やカクつきを防げます。

 

また、冷却性能や静音性、電源ユニットの安定性も長時間トレードを行う上で重要です。将来的なアップグレードを見据えて、カスタマイズ可能なデスクトップPCを選ぶことをおすすめします。ノートパソコンでも対応可能ですが、拡張性に限界があるため、デスクトップの方がトレーダーには人気があります。

 

自作パソコンと専門店PC購入のどちらが良い?

 

デイトレをする際に、PCを自作するというケースもあります。費用面が低コストとなる可能性もありますし、自身でメンテナンスなども行えるようになるといった知識が付くため、作業自体が無駄になるという事はないでしょう。

 

ですが、一般的にその労力や知識を増やす時間で、デイトレをする時間やトレードの知識を増やした方が利益に繋がる可能性が高まります。

 

何のために、デイトレを行うのかという本筋を忘れてはいけません。

時間は有限であり、市場の変化は日々起こります。仮に、大きく勝てる瞬間を逃してしまうのであれば、それは本末転倒です。

 

このように、自作パソコンを自身で作成すること自体はできますが、時間効率や自身の利益を考えると、専門店でデイトレPCを購入した方がメリットとなります。

 

デイトレ始める前の準備

 

デイトレを始める前に、専用のパソコンを購入するだけでなく、準備しなければならないことがあります。それは、「知識・環境・メンタル」の3つを整えることです。

 

まず、投資の基礎知識をしっかり学ぶことが大前提です。

ローソク足の見方やチャート分析、ファンダメンタルズ・テクニカル分析など、最低限の投資スキルがなければ、継続して利益を出すことは難しいでしょう。また、経済指標や相場のクセなどを日々追う習慣も重要です。

 

次に、取引環境を整えること。スペックの高いデイトレPCや安定したインターネット回線、使いやすい取引ツールなど、環境整備は成功の土台です。特に、マルチモニターでの情報管理やグラフィックボード搭載のPCなど、取引スピードに影響する部分にはこだわる必要があります。

 

最後にメンタル管理も忘れてはいけません。デイトレは常に判断を迫られ、損失も経験します。冷静さやルールを守る意志力がないと、負けが続いて退場するケースも多いです。デモ取引や少額取引からスタートし、少しずつ慣れていくことが、成功の第一歩となります。

 

まとめ

 

デイトレPCは、性能・安定性・作業効率が勝敗を左右するため、専門店の高性能モデルを選ぶのが賢明です。自作はコスト面で有利ですが、作成するための時間や知識を付ける負担も大きいため、トレードに集中したい方には不向きですので、何を優先するべきかしっかりと考えて行動に移すことをおすすめします。