デイトレは短期集中型?PCスペックが高くなければならないの?

 

投資をする際に、NISAiDeCoといった長期投資型の投資と、FXなどの短期集中型の投資スタイルがあります。PCのスペックやモニター枚数を複数持つ投資スタイルの場合は、後者が非常に重要になります。今回は、デイトレは短期集中型?PCスペックが高くなければならないの?についてご紹介します。

 

投資スタイルによって購入するPCは変わる?

 

これから投資を始めようとする初心者の方にとって、どういった投資を行うのかによって、購入するべきPCは異なってきます。

 

まず、2014年から開始された「少額投資非課税制度」のNISA2001年から開始された「個人型確定拠出年金」のiDeCoは近年、一般の方が投資に興味を持つ一端となっています。

 

また、YouTuberなどで取り上げられるFXなどは、短期集中で資産を増やすことに特化する投資手段があります。

 

これらの投資をするためには、スマートフォンやPCを利用することになるのですが、投資の種類によっても必要となるスペックなどが異なってきます。

 

NISAiDeCoといった投資は、日々の値動きを気にする様な投資ではないので、一般的なノートパソコンやスマートフォンで取引きを行っても問題ないでしょう。

 

一方で、FXや株などの短時間で価格が大きく変動する取引を行う場合には、情報収拾のスピードや取引き精度が勝負の分かれ目となるため、スペックの高いPCが不可欠となります。

 

デイトレに必要とされるPCスペック

 

デイトレを始める場合、専用のパソコンがなぜ必要なのかというと、まず第一に、処理速度の速さが必要です。取引画面やチャート、ニュースなど複数のツールを同時に開くため、メモリ容量やCPU性能が高いPCでないと、動作が重くなり、チャンスを逃してしまう恐れがあります。

 

また、マルチモニター環境の構築もデイトレPCを持つ理由の一つです。1画面では視認できる情報量に限りがあり、複数画面でチャート・取引板・ニュースを並行して見ることが勝率アップに繋がります。

 

さらに、WindowsベースのPCであれば、証券会社の専用ソフトやツールが問題なく動作し、トレードに必要な機能をフルに活用できます。

 

つまり、デイトレPCは「勝てる環境」を手に入れるための投資とも言えます。パフォーマンスを最大限に引き出すには、適したマシンを持つことが不可欠なのです。

最初から最高のスペックは揃えるべき?

 

デイトレ初心者にとってデイトレPCを購入する際に、オーバースペックになってしまって、情報処理が遅くなるケースも少なくありません。

 

メモリやグラフィックボードなどは高性能の物を購入しても問題ありません。

しかし、モニター数を最初から6面などあると操作がおぼつかず、精査に時間が掛る恐れがありますので、3面や4面といった自身の情報処理スピードに合わせて設置して、経験を積んだのちに、モニター数を増やしていくのも良いでしょう。

 

また、デイトレPC35年程度で買い換えるトレーダーも多く、消耗品として考えておかなければなりませんので、自身の資金や能力に適したPC購入をおすすめします。

 

まとめ

 

デイトレは短期集中型の投資スタイルであり、瞬時の判断と素早い取引が求められます。そのため、複数ツールを同時に使用できる高スペックPCとマルチモニター環境が重要です。ただし、初心者が最初から過剰なスペックを求めすぎると、かえって操作が煩雑になりパフォーマンスを落とす恐れもあります。自分のスキルや処理能力に合わせて段階的に環境を整えるのが賢明です。デイトレPCは「勝てる環境」への投資だと捉えましょう。