各証券会社で株取引を行うには、パソコン選びがとても重要です。実際の取引にはスピードと安定性に優れたパソコンを選ぶことが必須です。各社の株取引ツールごとに推奨されているスペックが違いますのでそれに応じたパソコンの選び方を解説します。また、おすすめのパソコンも紹介しているので、参考にしてください。
各社の推奨環境パソコンは約10万円から30万円で購入することができます しかし実際にはトレード中はいろいろなソフトを同時に動作させる必要があるためこの最低推奨パソコンでは動作が緩慢になったりカクカクしたりして対応できません
実際にはもっと上位のパソコンを使う必要があります
各社取引ツールやいろいろなチャートそして取引情報を得るためのニュース・ウェブサイトの表示などを同時に使用するためにはCPUとメモリーが特に大切です 上位のCPUはデータの処理速度を早めるために必要です また余裕のある十分なメモリはたくさんのソフトを同時に動かすために必要です 最低16ギガバイトです できれば32Gあれば不足することはありません
デイトレードは株式やFX暗号資産や商品などをその日のうちに売買して翌日まで持ち越すことはありません つまり一日の中の小さな値動きを利用して売買し利益を出します 対して通常の株取引は購入した株を長期間保有して価格の変動や配当から利益を出します
通常の株取引は比較的ゆっくりとした売りと買いになりますのでトレード用パソコンもそれほど高性能なものでなくても使用できます しかし デイトレード取引中でもスキャルピングや板取引は瞬間的な売買のためできるだけ高性能高パワーのパソコンが必要です 性能の低いパソコンでは瞬時の取引に遅延が生じるため思わぬ損失を招くことがありますので使えません
株取引をするにはスマホ・タブレット・ノートパソコン・マルチモニターパソコンのいずれかが必要です 入門用にはスマホ・タブレットかノートパソコンがあれば大丈夫です しかしこれらはあくまでも入門用であり 数ヶ月使っているうちに必ず各時間足の複数チャートをリアルタイムで見たいとかいろいろな分析ツール・インジケーターを使いたいとか もっと自由に自分に適した発注をしたい あるいは自動売買をしたい という希望が出てきます 最終的にはトレード用マルチモニターパソコンが必然となります
(ただし 外出中に取引をしたい場合はスマホかノートパソコンが必要です)
ゲーム用のパソコンは動きの速いゲームをするために高性能のグラフィックボードが必要です 高性能のグラフィックボードは消費電力が高くそのためにとても発熱が大きいのです 対して 取引用パソコンの場合はゲーム用とは違ってさほど高性能なグラフィックボードは必要ありません むしろ消費電力と発熱を抑えた安定した動作のできるグラフィックボードが求められます つまりある程度の性能があれば充分でむしろ高性能のグラブグラフィックボードは向かないのです
二枚以上のモニターを使用する場合はグラフィックボードが必要になります しかしゲーム用途ではないためそれほど高い性能を求められるわけではありません 株取引には消費電力が低くできるだけ発熱の少ない長時間の連続使用に耐えられる安定動作のグラフィックボードが最適です
取引用パソコンのモニターは普通のハイビジョンモニターでも大丈夫です しかしながら4Kモニターはとても目に優しく緻密な画像で綺麗です しかも ハイビジョンモニターに比べて4倍の面積を表示できます つまり ハイビジョンモニターの4倍の広い情報を表示できるのです 4Kモニターはハイビジョンモニター4枚分を一枚で表示することができます 視力の弱い人あるいは老眼の人などは特に4Kモニターがお勧めです
初心者がマルチモニターパソコンを選ぶ場合 何画面にするか必ず迷います
人により必要な画面数は変わりますが最低4画面できれば6画面が一般的です 4Kモニターであれば最低2画面からできれば6画面あれば理想的です
パソコンを2画面から4画面で購入する場合 将来4から6画面にしたいという希望が出てくると考えられます その場合は購入時に パソコン本体は4画面用または6画面用を購入しておきましょう
そうしないと 将来モニター数を増やすことができできません
WindowsパソコンかMacパソコンかどちらがいいのか
各取引会社のツールを見るとすべてでWindowsパソコンは使えます 然しながらMacパソコンは使えない会社がほとんどです また チャートソフトやその他トレード関係のソフトウェアなども同様で すべてWindowsパソコンで使用するようになっています Macパソコンではほとんど使えません Macパソコンを長い間使ってきて株取引を始めるという場合Windowsパソコンに買い替える方がほとんどです これからパソコンを購入されるときは必ずWindowsパソコンにしましょう
新しいパソコンを購入する場合 セキュリティソフトは必然です
自分のパソコンがトラブルになる前に 必ず一緒に購入しましょう
株やFX取引をする場合オフィスソフトは直接には必要ありません
しかし デイトレパソコンを導入するとそれまで使ってきたノートパソコンは使用しなくなりこのデイトレパソコンで日常業務やメールのやり取りなど全てのパソコン業務を行うようになります
この時オフィスソフトも必要性が出てきます ノートパソコンやスマホでオフィスソフトを使っている方は必ず一緒に購入しておきましょう
これから株取引を始めようという場合 パソコンの予算は経験に応じて変わります 初心者の場合あるいはスキャルピングや板取引をしない通常取引の場合は10万円から30万円ぐらいの基本的取引に充分な性能のパソコンで充分です 他方 取引経験が豊富なトレーダーや本格的に取引を行いたい方は30万円から60万円の高性能パソコンを検討しましょう ただし 初心者が取引を始めた場合数ヶ月から一年ぐらいの間に取引態様や取引技術がアップして より高い性能のパソコンを希望する方がほとんどです なので最初から高性能のパソコンを導入しておくのがより懸命です
この記事では 株取引におすすめのパソコンや推奨スペック パソコンを選ぶときの注意点 をご紹介しました 株取引を行うにはパソコンのスピードと安定性が重要です この記事でご紹介したスペックを搭載したパソコンを選んでいただいて 勝つために 快適でスムーズな株取引をどうぞ!!